マンガ『東京殺人学園』の紹介とレビュー
今回紹介する作品は2023年10月27日にコミックス第1巻が発売されたばかりの『東京殺人学園』です。
『東京殺人学園』はヤングアニマルにて連載中です。私はこれまでヤングアニマルの作品には触れてこなかったので、これを機にアカウントを作成しました。
現在ヤングアニマルWebで1~3話が無料で読めるようになっています。お試しで読んでみたい方はヤングアニマルWebで読んでみるのが良いかと思います。
第1巻には1~4話までが収録されていますが、そのうちの1~3話が無料で読めてしまうのであまりこだわりが無い方はヤングアニマルWebで最新話まで読んでしまうのが一番無駄がありません。
最新話は10話なので一気に読めます!今ならまだ『古参』になれますよ!
ただ、1つ注意事項として『東京殺人学園』はグロ要素が多いです。内臓の描写はほぼありませんが、生首や切断された手足などがたくさん登場します。
グロが苦手な方は控えたほうがいいかもしれません。
『東京殺人学園』とは
あらすじ
ヤングアニマルWebより引用。
幼少期を海外のテロ組織に育てられながら過ごし、己の持つ力の恐ろしさや自分の価値に悩んでいる少年・アヤト。そんな彼をスカウトに来た学校は…「殺人学校」。【殺すことで救える命がある】という言葉を胸に命の善悪と戦う、鮮烈ダークアクション!
少しあっさりとしているので補足します。
都内で唯一殺人学科のある都立不継主(ふつぬし)高等学校。進藤アヤト、神威ケイ、三廻部ミイナの3人が殺人学科に入学し、伊織シュウの教えのもと殺人の技術を磨いていきます。
殺人学科には殺しの依頼が度々寄せられおり、その依頼の対象者は裏でスカヴァティーと呼ばれるヤクザや警察すらも恐れる犯罪組織と絡んでいることが少なくありません。
スカヴァティーの構成員は全員が超危険人物であり、一般人であれば相手が元レスラーであっても無双できるようなアヤトやケイでもスカヴァティーが相手となれば一方的に蹂躙されるだけになってしまいます。
スカヴァティーを相手にするには殺気を自らの技として身にまとう『殺技』を習得するほかなく、実践をもとに、時にはスマホアプリとにらめっこしながら殺人技術を磨いていきます。
登場キャラクター
多少ネタバレを含みますのでネタバレが苦手な方はこれより先ご注意ください。
進藤アヤト(しんどう あやと)
主人公です。
幼少期の海外旅行中にテロに遭い両親が死に、不幸中の幸いかテロ組織に偶然に所属していた日本人に引き取られ少年兵として育てられます。
幾つもの作戦に参加させられたことでそのときの経験が身体に染み付いており、テロ組織から解放された今も自らに危険が及ぶと意思とは関係なく条件反射的に防衛行動を起こしてしまいます。
この条件反射は『クラヴマガ』と呼ばれており、殺人学校入学後もこの『クラヴマガ』を武器として活用していきます。
(ちなみに『クラヴマガ』は作中特有のものではなく、現実に存在する近接格闘術らしいです)
自分のことを良くしてくれた家族とも言える人たちが殺されたことをきっかけに『救う為に殺す』ことを理想としています。
なんとなくですが呪術廻戦の虎杖悠仁っぽさを感じます。
神威ケイ(かむい けい)
アヤトのライバル的存在です。
自分が正しいと思えば殺しも正当化してしまうヤベー奴です。登場した瞬間からクラスメイトを皆殺しにしています。
ヤベー奴ですがかなり理論派で、戦闘中にどうすれば相手に攻撃することが出来るのかを考えたり出来てしまうほどの器用さもあります。
自らが立ち上げたサイト上で犯罪者の情報を収集しており、すべての犯罪者を皆殺しにすることで『世界平和』を実現するという野望を抱いています。
なんとなくですが呪術廻戦の伏黒恵っぽさを感じますね...
三廻部ミイナ(みかべ みいな)
メインヒロインです。
シンプルに「あー、この子かわいいな」と思っていましたがやはりこの手の作品にまともな女の子なんて存在しません。圧倒的な怪力の持ち主です。
友人が困っていればすぐに手を差し伸べるほどのとても優しい性格をしていますが、優しすぎるが故に若干空回りしがち...
しかしチカラ is パワー。戦闘になれば持ち前のパワーで解決しています。
アヤトとケイに比べるとミイナの『闇』的な部分は控えめな気がしますが、ヤベー奴であることは変わりません。
呪術廻戦的にはさすがに釘崎野薔薇...?
伊織シュウ(いおり しゅう)
作中におけるアヤトの先生です。
国が管理している殺人者には階級が存在し、伊織先生は最上階級である『絶死刑』です。『絶死刑』は世界でも数人しかいないようで先生が如何に強大な存在か察せられます。
当然ながら『殺技』を極めており、愛用している日本刀で「そこに在る」ものであれば何でも斬ることが出来るというチートっぷり。
先生ポジでしかも最強...五条悟?
レビュー
読んでいると呪術廻戦っぽさを感じることが多々あり、ずっと脳裏に「なんか呪術廻戦っぽくない?」がチラついてしまう点がちょっとアレでしたが、物語が進んでいけばあまり気にならなくなるのかもしれません。
とはいえ、作品としては『殺技』同士の戦闘シーンは見ごたえがあり、面白かったです!今後どのうな『殺技』が出てくるのかも楽しみです!
最初は「つえー」と思っていたアヤトやケイがスカヴァティー登場後は「え、よわ...」と感じるほどに強大な敵がたくさん登場するので、3人の今後の成長とそれぞれがどのような『殺技』を習得していくのかにも注目したいですね!
今のところ個人的にお気に入りのキャラはスカヴァティーのウテです。敵陣営のキャラクターを気に入ることはあまり無いのですが、ウテはなんか良いですね。
ボーイッシュな雰囲気なのに衣装が和風スカートでかわいいし、スカートで動きまくっているのに一切パンチラしないのも逆にアリです!
スカヴァティー側の動向も気になるところです。